銅ブスバーは、銅の長い平角材をそのまま使うのではなく、配電盤や受変電設備の設計に合わせて、長さ・穴位置・形状を加工してから組み付けます。ブスバーは配電盤、インバーター、バッテリーパックなどで電力を流す導体として使われます。
銅ブスバーに必要な主な加工
1.定尺切断

最初に、長尺の銅フラットバーを必要な長さに切断します。
例えば、4mや6mの材料から、
- 800mm
- 1,200mm
- 1,850mm
など、製品ごとに指定された長さへ切り分けます。
手作業では、材料の搬送、寸法測定、位置決め、切断を繰り返す必要があります。品種や数量が増えるほど、作業時間と取り違えのリスクも増えていきます。
2.ボルト接続用の穴あけ

切断したブスバーには、機器やほかのブスバーとボルトで接続するための穴を加工します。
必要になるのは、主に次のような加工です。
- 丸穴
- 複数穴
- 長穴
- 異なる径の穴
- 一定間隔で並ぶ連続穴
配電盤では、ブレーカーや端子、ほかの導体との接続位置が決まっているため、穴径だけでなく穴の位置精度も重要です。
その他、取り付け位置を調整しやすくするための長穴や、ほかの部品との干渉を避けるための切り欠き加工も行われます。
ボルトを直接締結する設計では、穴の内側にねじ山を作るタップ加工が必要です。
このように、材料が長く、製品ごとに穴位置や長さが異なるため、手作業では材料の移動と位置決めに多くの時間がかかります。
しかし、長尺加工機を使用すると、材料をセットした後の、
- 自動搬送
- 寸法位置決め
- 穴あけ
- タップ加工
- 切断
- 完成品の払い出し・振り分け
といった工程を連続化できます。
その結果、
- 加工時間の短縮
- 穴位置の安定
- 測定・罫書き作業の削減
- 作業者による品質差の軽減
- 材料の取り違え防止
- 少人数での増産対応
につながります。
また、銅は高価だからこそ加工ミスを減らしたい
銅ブスバーは材料単価が高いため、穴位置や切断寸法を間違えると、材料損失が大きくなります。
そのため、大量生産だけでなく、多品種小ロットでも加工データを登録し、正確に再現できることが長尺加工機の重要な価値になります。 以上のことから、銅加工に対しての長尺加工機の必要性が高まっています。
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